純粋に自分を信じるということ
SIなしで書く。久しぶりの感覚。
拙いし、矛盾がある。でもそれこそ侘び寂びなのかも知れない。
俺はガキの頃からピュアに一つのことに情熱を注いできた。
それは科学技術の進展によって人々の生活が持続的で豊かである世界の実現だ。
母は僕に毎晩何時間も読み聞かせをしてくれていた。言葉を喋る前から。
ニコラ・テスラ、エジソン、アインシュタイン、ライト兄弟、アームストロング。
彼らはヒーローであり、憧れだった。その一方で悔しかった。だから見下して卑下していた。
俺でもできるのに、俺の親が、俺の親の親の親がセックスし子を身籠るのがあいつらより遅かった、それだけで俺の仕事を奪いやがって!
そんな気持ち。エゴでナルシズム。自己愛に満ちた実に気持ち悪い思考だ。
でもさらにイラついたのは、そんな偉人と言われる人たちが作った文明がこの程度かという絶望。
僕の思い描く世界とはかけ離れているからだ。
自由に銀河中を飛び回り、惑星を開拓し、他惑星種族と交流し、宇宙の果てまで旅にでる。惑星の中でも自由に飛び回り、想像がすぐ現実世界に反映され、魅力的な摩天楼都市で悦に浸る。そんな最高にイケイケなテクノロジー社会の中で、時に喧嘩し、時に恋し、愛し、責任を誓い、愛する人共に世界を救う。
こんな世界、俺が作らなければ一生来ない。ずっとそう思ってた。12歳の春。中学一年生の春までは。
その時僕はイーロン・マスクについてまとめられている動画を見た。悔しい。死にたい。なぜ僕は生きているのだ。そんな感覚になった。親を目の前で殺される感覚だ。背筋が凍り、未来が見えなくなり、油が混じった汗が身体中から噴き出た。
悔しいのだ。僕は当時、世界の王になりたかったのかも知れない。だから僕以外の圧倒的一位が怖かった。そして何より、自分の存在意義は僕が思い描く未来。それが僕だけのものではなかった。つまり僕はただのタンパク質とカルシウムの塊。ゴミだ。アイデンティティーを失った。
だからこそ火がついた。アイディアは社会に実装されるまで存在していないのと同義。だからやろうと決心した。でも、本当のパッションは別にある。あいつの考えていることが手に取るように分かるのだ。まるでテレパシーで通じているように。だからこそ恐ろしい未来が見えた。
そこで僕は決心した。決して諦めないと。そして僕はヒーローになるのだと。
僕は今日に至るまで全くぶれていない。両親、昔の同級生や担任に会うたびに言われる。そのまんまだねと。そう、僕は純粋に最初の情熱を持ち続けている。僕はぶれない。僕は曲がらない。僕は純粋にいい世界を作りたいだけなのだ。
その純粋さを資金調達がしにくいと言われる日本、リスクを取らないと言われる日本、若さに厳しく実績ばかりを評価すると言われる国日本で評価してもらい、日本経済史においてプレシードラウンド最高額を調達した。人は分かっている。人は皆純粋で美しい。ただどこかで殻を作り閉じこもる。
でもみんなまだ忘れていないのだ、忘れられないのだ。純粋な気持ちを。
時に純粋さは馬鹿にされる。でも僕はこれを貫く。みんなが気づいてくれると信じて。
今、世界はSIをはじめとして、多細胞生物に進化して以来最も大きな岐路に立たされている。
だからこそ今、人は手を取り合い、意識を高め、問題と向き合い解決する必要がある。
僕はそんな理想郷を作るためにここにいる。
僕はまだ全てを語らない。
なぜなら芸術家だから。それは世界に反映させることによってのみ表現する。
それが僕の使命だから。